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【Quote】 Media / 報道

11月3日に大統領選を控え、アメリカでは選挙について聞かない日はありません。テレビではもちろんの事、Twitter, Instagramでも多くの人がそのことについて触れており、みんなが大変関心を持っていることがわかります。

 

トランプを支持する共和党と、バイデンの所属する民主党。テレビ局など報道各社は、どちらかを支持するのではなく、平等の立場でと言われますが、実際は少し違うようです。

 

テレビ局のFOXは共和党より、CNNやABCは民主党より、と言われています。面白いもので、同じ話題について伝えるにしても、支持する党により、ニュースのとらえ方や伝え方やが全く違うのです。

 

今、話題になっていることのひとつは、バイデンの息子について。バイデンにはハンターと名前の息子がいます。その彼が修理に出したパソコンの中身が、修理屋から流出。それにはe-mailなどが含まれ、そこで問題となったのが、ハンターがその当時副大統領だった父親のバイデンの名を使い、中国からお金を受け取っていたというemail。先週あたりから、この事がニュースで報道され始めましたが、バイデンは今だに否定せず。そのことから、事実なのだろうという見方がされています。共和党よりのFOXはこの事について、連日放送していますが、CNNなどではあまり触れられていないように思います。

 

そして、この話題についてさらに問題になったのは、ハンターについて報道したNew York Postの記事をTwitter上で共有しようとした人たちのアカウントが、Twitterによりロックされた事です。そして、この凍結されたアカウントには、現在ホワイトハウスで報道官を務める、Kayleigh McEnanyも含まれます。そして、このよう状況から、「やはりFacebookTwitter民主党支持」という話題にもなりました。

 

ニュースを見ていると、何が本当で、何が違うのか、迷い考えさせられることが多々あります。「事実を知りたければ、色々な情報を自分で調べ、そこから自分で判断するしかない」という事もきき、本当にそうなんだろうな、と私は思います。

 

大統領選の支持率についても、よくニュースなどで聞きますが、そのことについてのQuote。

It's for dictate public opinion, but not to reflect public opinion.

 

日本語では、「支持率の報道は、公衆にどう思わせようか指示するものであり、公衆の意見を反映したものではない」と言う感じでしょうか。

 

2016年は、どの支持率表をみても、ヒラリーが圧勝と言う感じでしたが、実際はトランプの勝利。今回の大統領選はどうなるのでしょうか。

庭仕事

アメリカにいると、色々な事が自分でできるようになります。人に頼むのは時間もお金もかかるため、自分でやるのが一番安く手っ取り早いのです。

 

映画などで映るアメリカの家には、よく緑の芝の庭がありますよね。私の家にも、芝生の庭があり、そこには大きな桑の木がたっています。見た目はとても良く気に入っているのですが、芝の手入れが本当に大変なのです。

 

以前は、お隣さんが庭の手入れをする仕事をしている方だったので、お金を払いお願いしていたのですが、去年の秋ごろに引っ越してしまいました。他の人を探すのも面倒だったので、お金の節約にもなるしという事で自分たちで庭仕事を始めました。

 

冬の間は、1か月または1か月半おきに一度、夏の間は、2週間に一度ぐらいの頻度での芝刈りが必要です。前回は主人が庭の手入れをしてくれたので、今回は私のばんでした。やり始めると30分ぐらいで終わるのですが、始めるまでになかなか重い腰が上がらないのです。

 

今日は、起きてすぐに芝刈り開始。まだまだ日中は日差しが強く暑いので、涼しい朝のうちに終えてしまいたかったのです。初めて音楽を聴きながら芝刈りをしたのですが、いつもよりもあっという間に終わったように感じました。

 

やる前は必ず「面倒だなー」を思うのですが、すっきりした芝生を見ると、やってよかった、と思います。日本では芝刈りが必要な庭もなかったし、こんなことを自分でやる日が来るとは思いませんでしたが、どんなことでも慣れますね。

Noと言う事。

アメリカで生活を始めた時、頼まれたことにNoと言えず苦労しました。出来る事なら手伝ってあげたいし、頼むぐらい困っているんだろうと、Okay/Yesとばかり言っていたように思います。

 

今は、本当に忙しいときはNoと言うし、とりあえず簡単にYesと言わなくなりました。仕事などに関しては、面倒だからNoという事はせず、理由をしっかり伝えるようにしています。そして、それでも私に頼みたいと言ってもらったときは、喜んで引き受けます。

 

長く生活していて気付いたことは、大体の人は頼んだ事にNoと言われても、「それは残念」と言う感じで、あまりだらだらと引きずらないかな、という事です。もちろん友人の誘いを断ってばかりいると、あまり誘われなくなったりという事はありますが、その辺は仕方ないことで。

 

自分も忙しいのに、Noと言えずに仕事を引き受け、自分がストレスでイライラしたり、時間が足りず締め切りに遅れたり、満足のいくものが提出できなかったら、自分の評価が落ちるだけです。

 

最初は、自分の意見やNoと言うのに苦労すると思いますが、ちょっとした勇気を出すだけで、生活が楽になりますよ。それから、「Yesと言えばよかった。手伝ってあげればよかった」といつまでもだらだら考えないことも大切だとおもいます。

アメリカの運転事情

私はアメリカで免許を取りました。日本では、教習所に通い、敷地内で運転の練習をし、その後で一般道に出るという形だと思いますが、アメリカではもっと簡単です。

 

私が免許を取った時は、とりあえず基本的な交通ルールを知るために、DMVで配布されているマニュアルを使い勉強。そして、そのあとすぐに自分用にマニュアル車を買い、その車で運転の練習をしました。その時、私はホストマザーと一緒に住んでいたので、彼女に運転を教えてもらいました。交通量の少ない住宅街や、あまり車のいない大きな駐車場に行き、スタートとストップを繰り返し練習。それから、だんだん交通の多い道路に移動し、最終的にハイウェーを運転しました。

 

私が受験した時は、自分の車でDMVに行き、筆記試験を受け、合格した後で実施試験。試験官の方が助手席に座り、ふたりで一般道に向け出発。「この道を直進、あそこの信号で右折。その後、道で止まり、3点Uターンをしてください。」というように、運転の指示を受けます。スタートの仕方、ウィンカーの使い方、ブレーキをかけるタイミング、規制スピードを守りながら走れているかなどをチェックされました。そして、その場で合否を伝えられて終了。合格していると、写真を撮り、仮免許証が発行されます。

 

こんな簡単に免許証が取れてしまううえに、無免許で運転している人も残念ながら多くいるアメリカでは、交通ルールが守られていない場面によく遭遇します。当然のように、ウィンカーも出さずに、車線変更する車ばかりで驚きます。また、フリーウェーなど4-5車線の道路も多く、最初は本当に緊張しました。

 

スピードが出やすいまっすぐな道も多く、すごいスピードで走っている車も見かけます。また、普通の道でも、制限速度が60キロなどが普通なので、ちょっとした事故でも大きな被害になります。「Pay attention and don't trust anyone"(注意をし、誰も信用するな)」と、ホストマザーによく言われました。結局、コントロールできるのは自分自身だけなので、運転に慣れた今でも、周りの状況に注意を払い、気を付けて運転したいな、と思っています。

英語での文章の書き方

高校までは、日本語で作文などの文章を書いてきましたが、大学で書く論文のように、専門的な長い文章を書く機会はなかったように思います。

 

アメリカの学校では、エッセイを書くことは、誰もが避けては通れない道です。最初のころは、もちろん日本語で考えたほうが簡単なので、まず日本語で考え、それを英語に直すような方法をしていました。この方法だと、まずものすごく時間がかかり、自分が言いたい日本語に当てはまる英語がない場合は、どうしたものかと頭を抱えました。

 

しかし、英語でも日本語でも、たくさん書くことが練習になり、だんだん書くコツがつかめてきます。例えば、Introductionを書き、body paragraphで具体的な例などを書く。そして、Conclusionで結論を述べます。大体この書き方で、大学のエッセイは大丈夫です。

 

日本語でも書いたことのない数のエッセイを大学在学中には書きました。そのため、専門的だったり、論文などの長い文章の書き方は、英語で習ったように思います。そして、今、日本のwebライターさんの本などを読んで思うことは、英語でも日本語でも、人に読みやすい文章を書こうと思う時に気を付けることは、大体同じなんだな、という事です。

 

例えば、コピーライターの野口真夜さんが「わかりやすい文章を書く7つのコツ」で述べていた事のひとつで、「同じ言葉、同じ言い回しは避ける」というのがあります。これは、本当に英語を書くときにも気を付けるべきことで、同じ単語を同じ文(sentence)の中に使わないように私は注意しています。単語を繰り返すことで、語彙力がないようにみえ、またスッキリした文章になりません。そんな時、Wordなどについている類語辞書(synonyms)などが役に立ちます。

 

英語で"result"いう単語を使いたい、でも繰り返しは避けたい、という時にSynonymsを使うと、このように類語が出てきます。これを使うことにより、新しい単語を選ぶことができ、文章がすこし読みやすくなるように思います。

 

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私は、日本語で本を読んだりしてきましたが、日本語を書くという事を長いことしてこなかったので、今は本当に練習練習の毎日です。

 

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猫の腎臓病

アメリカに来て、初めて猫を飼い始めました。主人は、猫を飼っているうちで育ったので、色々知識がありましたが、私にはまったくありませんでした。

 

今飼っている猫の一匹が高齢になり始め、数年前に腎臓に問題が出始めました。最初は腎臓病用のフードに変え様子を見ていましたが、皮下点滴を始めたほうがよい、という獣医さんの指示により、家で皮下点滴を始めて一年以上になります。

 

最初は、針を刺すたびに震え、猫はもちろんのこと、私たちもとても苦労しましたが、数を重ねると慣れるもので、スムーズに皮下点滴ができるようになりました。皮下点滴のやり方は、日本語の様々なサイトから情報をあつめ、YouTubeのビデオで勉強し、インターネットには本当に助けられました。

 

ただ、日本語で、アメリカでの輸液の入手の方法は見つけられなかったので、少しでも困っている人に役に立てるように、私が使っているサイトを書いておきます。

 

もちろんかかりつけの獣医さんで輸液を手に入れることはできますが、やはりオンラインに比べると高くなると思います。最初の数週間や、短期間の使用の場合は、獣医さんから購入するのが一番簡単かと思いますが、長期間で必要になった場合は、オンラインが便利です。

 

私が一番よく利用しているVetRXDirect。皮下点滴に必要なものがすべてそろいます。そして、扱っている針の種類が一番豊富です。アメリカでは、「Terumo needle」をみんなお勧めしていますよ。ただ、輸液をはじめ、点滴に関する物を注文の際は、獣医さんからの処方箋が必要になります。獣医さんからの処方箋を自分で郵送してもよいですが、このお店が直接獣医さんに連絡してくれるオプションもあり、私はそれを利用しています。大体、注文から2-3日で発送されます。

www.vetrxdirect.com

 

有名なwalmartもペット用の薬などを去年から扱い始めました。私が知っている限りでは、輸液はwalmartが一番安いです。1Lの輸液が通常価格だと$7.99ですが、AutoShipのオプションを選ぶと、$5.59になります。WalmartもVetRxDirectと同じように、直接獣医さんに処方箋を問い合わせてくれるオプションがあり便利です。私は、針がWalmartでは見つからなかったので、針はVetRxDirectから購入しています。

www.walmartpetrx.com

 

アメリカのオンラインペットショップで有名なChewyでも点滴に必要なもの一式を購入可能です。私はフードなどをいつもChewyから購入していますが、点滴に関する物は購入したことがありません。値段を見ると、VetRxDirectと同じくらいだと思います。

www.chewy.com

 

輸液は英語で「Lactated Ringers Solution」と検索するとよいと思います。輸液と針をつなぐ管は「IV Administration set」といいます。

【アメリカ生活】アメリカで働くという事

アメリカの大学を卒業した後はすぐに仕事が見つからず、派遣会社から紹介してもらった短期の仕事や、レストランなどで1年ほど働きました。その後、今の会社に就職することができ、もう13年になります。

 

大人になってから日本で働いたことはなく、また今の会社は日系企業ではない、アメリカの企業なので、二つを比べることなどはできませんが、アメリカで働くことについて私が思う事を少しだけ。

 

アメリカ人は思ったことは何でも話し合い、ネチネチした関係とは無縁と思っていましたが、そんなことはありませんでした。日本の様に、先輩や後輩といった人間関係はないので、誰とでも気軽に話し合えるという利点はありますが、アメリカ人と言っても同じ人間。やっぱり合う人、合わない人がいます。もめている話も時々聞きます。ただ、思っていることを言うことを恐れない人が多いので、愚痴を言うだけでなく、同僚であろうがボスであろうが、オープンにみんな話し合いができているな、と思います。

 

人間関係の問題などがなくても、同じ仕事をしていると飽きてきたり、給料に不満が出てきたりするものです。そんな時、アメリカでは同じ会社内での新しいポジションや、他の会社に応募し、転職する人が多いように思います。

 

私は最初のポジションが快適だった事、そして何よりも、新しい事に挑戦するのが怖かった事で、8年ほど同じ仕事をしました。しかし、同じ会社内で、新しいポジションが作られたことを機に、そこに応募し、採用され、その仕事を1年ほどしました。その後、他の部署に空きができた為、そこに応募し、今はその仕事をしています。こんな感じで、同じ会社内ながら、3つの違う仕事をしてきました。ポジションが代わるたびに、給料はあがり、新しい経験もでき、こういう機会に恵まれていることに感謝しています。仕事を頻繁に変えると、その人に問題があるのかと思われそうですが、会社は「向上心のある人」として見てくれる気がします。

 

日本の中学や高校でとても人間関係に苦労してきたので、「アメリカにきて本当に良かった」といつも思っています。最初こそは言葉の問題などがありましたが、仕事や人間関係にはとても恵まれていて、今住んでいるこの場所が私にはあっている、と思います。