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【アメリカ生活】アメリカで働くという事

アメリカの大学を卒業した後はすぐに仕事が見つからず、派遣会社から紹介してもらった短期の仕事や、レストランなどで1年ほど働きました。その後、今の会社に就職することができ、もう13年になります。

 

大人になってから日本で働いたことはなく、また今の会社は日系企業ではない、アメリカの企業なので、二つを比べることなどはできませんが、アメリカで働くことについて私が思う事を少しだけ。

 

アメリカ人は思ったことは何でも話し合い、ネチネチした関係とは無縁と思っていましたが、そんなことはありませんでした。日本の様に、先輩や後輩といった人間関係はないので、誰とでも気軽に話し合えるという利点はありますが、アメリカ人と言っても同じ人間。やっぱり合う人、合わない人がいます。もめている話も時々聞きます。ただ、思っていることを言うことを恐れない人が多いので、愚痴を言うだけでなく、同僚であろうがボスであろうが、オープンにみんな話し合いができているな、と思います。

 

人間関係の問題などがなくても、同じ仕事をしていると飽きてきたり、給料に不満が出てきたりするものです。そんな時、アメリカでは同じ会社内での新しいポジションや、他の会社に応募し、転職する人が多いように思います。

 

私は最初のポジションが快適だった事、そして何よりも、新しい事に挑戦するのが怖かった事で、8年ほど同じ仕事をしました。しかし、同じ会社内で、新しいポジションが作られたことを機に、そこに応募し、採用され、その仕事を1年ほどしました。その後、他の部署に空きができた為、そこに応募し、今はその仕事をしています。こんな感じで、同じ会社内ながら、3つの違う仕事をしてきました。ポジションが代わるたびに、給料はあがり、新しい経験もでき、こういう機会に恵まれていることに感謝しています。仕事を頻繁に変えると、その人に問題があるのかと思われそうですが、会社は「向上心のある人」として見てくれる気がします。

 

日本の中学や高校でとても人間関係に苦労してきたので、「アメリカにきて本当に良かった」といつも思っています。最初こそは言葉の問題などがありましたが、仕事や人間関係にはとても恵まれていて、今住んでいるこの場所が私にはあっている、と思います。