英語のアクセント
きっとアメリカにきて、多くの人が体験すると思われる事のひとつが、質問した時や、話しかけた時に"Huh?"と言われることだと思います。親切な人だと"could you repeat that again?"など、丁寧に言ってくれますが、"huh?’って簡単なのでよく聞く一言です。
”は?”って、なんとなくきつい言い方に聞こえますよね?よく私もそういわれると、「私の言い方が悪かったのかも」や「聞いてはいけない事だったかも」と思い、もういいです、と言う感じに良くなっていました。日本で日本語で話し、もう一度言ってくださいと、言われることに慣れていなかったのも一つの要因だと思います。
でも、おどおどすることなく、自信をもってもう一度くり返し言うことが本当に大切です。大概の場合、聞き取れなかっただけとか、単純な理由が多いです。基本的にアメリカ人は親切な人が多いと思うので、くり返すとちゃんと聞いてくれます。そして、完璧な発音や文法でなくてもいいので、自信をもって堂々と話してください。私たちが、外国人が話す片言の日本語がわかるように、アメリカ人は私たちが言いたいことをわかってくれますよ。
イギリスで育った私の友達は、イギリスアクセントの英語を話しますが、ドライブスルーなどでよく"huh?”と言われたり、全然違う物を注文したと思われるとよく言っています。完璧な英語を話していても、少しアクセントが違うだけで、聞き返されたりすることもあるのです。聞き返されたことで凹むことなく、どんどん話しましょう。
Nobody is superior, no one is inferior, but nobody is equal either. People are simply unique, incomparable. You are you, I am I.
アメリカ 米連邦最高裁判所判事
米連邦最高裁判所判事の一人で、カリスマ的人気を誇っていたBader Ginsburgが9月に亡くなりました。連邦裁判事の任期は終身であるため、あまり変わるものではありません。Bader Ginsburgは87歳と高齢で、この数年は特に健康に問題があり、たびたび入院などをしていましたが、最後まで裁判事の仕事をこなしていました。
憲法により、連邦裁判事は大統領が指名、上院で承認され、就任と言う流れになります。現在の8人の裁判事はこのような人たちです。
- John G. Roberts (George W. Bush指名)
- Clarence Thomas (George H. Bush指名)
- Stephen G. Breyer (Clinton指名)
- Samuel A. Alito (George W. Bush指名)
- Sonia Sotomayor (Obama指名)
- Elina Kagan (Obama指名)
- Neil M. Gorsuch (Trump指名)
- Brett M. Kavanaugh(Trump指名)
大統領選が近いアメリカで大きな話題になったのは、トランプ大統領が米連邦最高裁判所判事を指名すべきかどうかという事です。民主党は、大統領選の年に新しい連邦裁判事が指名された事はなく、11月に選ばれる新しい大統領が指名すべきと主張。共和党は、大統領選の年などは関係なく、大統領の任期は3年ではなく4年であるため、憲法に従い、トランプ大統領が指名することに問題はないと主張。結果、トランプ大統領がEmy Coney Barrettを指名し、共和党が多数を占める上院で昨夜承認され、今朝正式に就任という事になりました。彼女は48歳、7人の子どもを育てる母親でもあります。公聴会では、厳しい質問にも、メモを見ることもなく、しかし多くの例を含めながらの正確な回答は、本当に圧巻でした。
連邦裁判事は政治から独立する立場にあり、政治とは関係ないと言われますが、民主党または共和党のどちら側の大統領が指名するかにより、この先、最高裁に話し合われるであろう問題の行き先が決まるという見方をする人が多くいるのも事実です。実際、上院で行われた承認をめぐる公聴会でも、民主党の議員は、支持するオバマケアや人工妊娠中絶について最高裁からの支持がこれから得られなくなると訴え、反対していました。
大統領選が目の前に迫り、政治的立場を離し考えるのが困難な状況でしたが、政治的立場を切り離し考えることができたなら、Emy Coney Barrettは本当に素晴らしい裁判事だと、誰もが認めると思うのです。彼女の真の資格、能力、知識などに今回注目が集まらなかったのが、とても残念だったな、と言うのが私の感想です。
I love the Constitution and the democratic republic that it establishes, and I will devote myself to preserving it.
- Justice Amy Coney Barrett
紙製品の値段
アメリカでは、日本に比べてトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品の値段が高いと思います。
私がいつもCostcoで買っているCharminというトイレットペーパーは、30個入りで$27。大型スーパーのTargetで買えば、24個で$24ほどします。KleenexのティッシュペーパーはCostcoで10箱(230枚入り)が$22。Targetでは、4箱(144枚入り)が$6。高いですよね?
インターネットで高い理由を調べてみたら、こんな回答を見つけました。
From http://w.reuters.com - The main reason is due to hardwood pulp being the main source in making toilet and other tissues. The price of it has surged by 60% since 2016. The price of other types of pulp used in making diapers + pads have only risen by 21 %. There is more to the explanation such as trade tariffs with Canada, if you'd like you can read more at the web address above.
トイレットペーパのメイン原料になる木材繊維の値段が2016から60%も上がったと書かれています。理由はこれだけではなく、カナダとの貿易関係なども含め、値段が上がっているようです。
3月からますます家で過ごす時間が増えたうえ、毎日使うものなので、気に入っている使い心地が好きなものを買いたいと思っていますが、ここまで高いと、各店の自社ブランドものでもいいかな、と考えるようになりました。
今日見つけたQuote。
There are three solutions to every problem; accept it, change it, or leave it. If you cannot accept it, change it. If you cannot change it, leave it.
「問題を解決するには3つの方法がある。受け入れる事、変える事、そのままにしておく事。受け入れられないのなら、変えてみる。変えることができないのなら、そのままにしておく。」
大統領選討論会
11月3日の大統領選にむけての最後の大統領選討論会が昨夜行われました。Yahoo Japanでは、CNNの記事をもとにバイデン勝利と言う書き方でしたが、トランプの方が説得力がありよかったな、と言うのが私の感想です。
質問のひとつに、南米から違法に入国しようとした子供たちが親と離され隔離されていることについてどう思うか、と言うものがありました。
トランプの回答は
Children are brought here by coyotes and lots of bad people, cartels, and they're brought here, and they used to use them to get into our country.
日本語でいうと、「子供たちは麻薬の運び屋、コヨーテなどの悪い人に連れてこられ、大人がこの国に来るために使われる」と言う感じでしょうか。
ここで使われたコヨーテと言う単語。もちろんコヨーテとは動物の名前ですが、その他にも、違法でアメリカに来ようとする人達を道案内する人もコヨーテと呼ばれます。多くの人が、多くのお金をこのコヨーテに払い、国境を越えてこようとするのが現状です。
しかし、コヨーテの意味を知らなかった人も多くいたらしく、TwitterやInstagramなどで話題になっていました。
- Since when did coyotes start bringing kids over here?
- Did Trump just say 545 kids they can’t find their parents for came over through “cartels and coyotes”?! How the hell does a coyote bring a whole human across the border? Lord… stop talking.
- Imagine calling the immigrants parents that bring their children to the United States for a better like “Coyotes” The level of xenophobia is sickening. We need some kind of mass education campaign to teach the American people how to spot and avoid sharing misinformation.
この中の一人は、ハーバードに通う学生。もう一つは、企業で働く弁護士兼議員をしている人の書いたものです。トランプを応援したくない気持ちも分かりますが、頭ごなしに非難し、「間違ったことを言っている!」とコメントをする前に、まずはどういう意味か調べたらよいのに、と思った出来事でした。
再開
3月半ばに在宅勤務になって以来会っていなかった職場の友達に、今日会いました。仕事のパソコンにメッセンジャーが入っているので、いつもオンラインで話はしているのですが、実際に会ったのは6か月ぶり。久しぶりに会えてとても嬉しかったです。
コロナ感染など気にもせず、多くの人が集まるパーティーをやっている人たちが報道され、問題になったりしていますが、そういう人は本当に一部で、普通の人たちは今でも静かに、人に会ったりせず過ごしていると思います。
3月にロックダウンがされ、必要最低限の用事以外に外に出ない事と言われた時、いい意味でも、悪い意味でも、常に自分の意志で行動するアメリカ人が、しっかりルールに従い行動していることに、驚き、感動したものです。道路には車があまり走っておらず、店に入るために並び、店の中もガラガラ。あっという間に、違う世界になってしまいました。
私も主人も、もともと家にいる事が大好きだったので、外に出られないという事はあまり苦になりませんでした。私たちが、ちょっと出かけようかという時は、食料を買いに行くとか、Costcoに行くとか、その程度だったうえに、私たちがよく言っていた店は閉まることがなかった為、今まで通りに生活ができました。しかし、外食が大好き、友達と飲みに行くのが大好き、と言う人たちにとっては大変だっただろうなと思います。
この頃、ようやくレストランの中で食事ができるようになったり、一部の生徒が学校に行けるようになったり、少しずつ前向きに状況は変わってきています。しかし、インフルエンザなどが流行りだす冬を前に、どうなってしまうのだろうと不安もあります。とりあえずは、自分にできる事をしっかりし、毎日を大切に過ごしていこうと思います。
None of Your Business
"None of your business"を日本語でいえば、「余計なお世話」という感じでしょうか。
なかなかきつい響きがする一言なので、冗談っぽく使う以外、私は日常生活をする中で、使う事はないように思います。
日本人は礼儀正しく、あまり本音を本人には直接言わないように思いますが、容姿や子供の有無に関しては、なかなかズケズケと聞くように、私は感じます。
アメリカから一時帰国した際には、「子供はどうするの?」とあいさつの様に聞かれましたし、「太ったんじゃないの?!」と言われることも度々ありました。こう言うことは、本当にnone of your businessだと私は思うのです。
アメリカ人は、日本人のように本音建前がなく、思った事をはっきり言うように思うとおもいますが、容姿に関してコメントすることは本当にありません。私が、太ろうが痩せようが、今まで一度も容姿に関して何か言われたことはないように思います。オープンなようで、アメリカでは、言うべき事、言うべきでない事のラインがしっかりしていて、容姿はタブーの話題のひとつだと思います。子供に関しても、同じようなもので、人それぞれの事情があり、何よりも他人のbusinessではないと、深入りして聞いてきません。
こういう環境で過ごして、日本に帰り、個人的なことを聞かれると本当に驚きます。どちらがいいという事は別にして、人には人の事情があり聞かないことも礼儀なのでは、と私は思うのです。